ポータルアクセス

Odooデータベース内の特定のドキュメントや情報を閲覧する必要があるユーザには、ポータルへのアクセスが許可されます。

ポータルへのアクセスを提供する一般的なユースケースとしては、顧客がOdoo内の以下のいずれかまたは全てを閲覧できるようにすることが挙げられます。

  • リード/案件

  • 見積/販売オーダ

  • 購買オーダ

  • 顧客請求書と仕入先請求書

  • プロジェクト

  • タスク

  • タイムシート

  • チケット

  • 署名

  • サブスクリプション

注釈

ポータルユーザは閲覧のみ可能であり、データベース内のドキュメントを編集することはできません。

顧客にポータルへのアクセスを提供する

Odooのメインダッシュボードから、連絡先 アプリケーションを選択します。 データベースに連絡先がまだ作成されていない場合は、作成 ボタンをクリックし、連絡先の情報を入力して 保存 をクリックします。 それ以外の場合、既存の連絡先を選択し、インターフェースの上部中央にある アクション ドロップダウンメニューをクリックします。

連絡先アプリケーションを使用して、ポータルへのアクセスをユーザに許可します。

次に、ポータルへのアクセス権限の付与 を選択します。ポップアップウィンドウが表示され、3つのフィールドがリスト表示されます。

  • 連絡先: Odooデータベース内の連絡先の記録名

  • Eメール: 連絡先がポータルにログインする際に使用するEメールアドレス

  • ポータル内: ユーザがポータルにアクセスできるかどうか

ポータルへのアクセスを許可するには、まず、ポータルへのログインに使用する連絡先の Eメール を入力します。次に、ポータル内 列の下にあるボックスにチェックを入れます。必要に応じて、連絡先が受信する招待メッセージにテキストを追加します。最後に、適用 をクリックして完了します。

ポータルへの招待状を送信する前に、連絡先のEメールアドレスと対応するチェックボックスを記入する 必要があります。

指定のメールアドレスに、そのOdooデータベースのポータルユーザとして連絡先が登録されたことを示すEメールが送信されます。

ちなみに

複数のユーザに一度にポータルへのアクセス権を付与するには、会社の連絡先に移動し、アクション ‣ ポータルへのアクセス権付与 をクリックして、その会社に関連する連絡先のリストを表示します。ポータルへのアクセス権を必要とする全ての連絡先の ポータル内 列の下にあるボックスにチェックを入れ、適用 をクリックします。

注釈

いつでも、連絡先に移動し、アクション ‣ ポータルへのアクセス権付与 をクリックし、ポータル内 列のチェックボックスの選択を解除し、適用 をクリックすることで、ポータルへのアクセス権を取り消すことができます。

ポータルユーザ名を変更する

ポータルユーザがユーザログインを変更したい場合があるかもしれません。これは、データベース内の管理者アクセス権を持つユーザであれば誰でも行うことができます。以下のプロセスでは、ポータルユーザのログインを変更するために必要な手順を説明します。

まず、設定アプリ ‣ ユーザ に移動します。次に、フィルタ の下で、ポータルユーザ を選択するか、カスタムフィルタの追加 を選択し、次の設定を行います。グループ > 含む > ポータル。この選択を行った後、編集が必要なポータルユーザを検索して(開いて)下さい。

次に(必要であれば) 編集 をクリックし、Eメールアドレス フィールドをクリックして、このフィールドに必要な変更を加えます。 Eメールアドレス フィールドは、Odooポータルへのログインに使用されます。

注釈

Eメール アドレス (またはログイン)を変更すると、顧客のポータルログインの ユーザー名 のみが変更されます。

連絡先Eメールを変更するには、連絡先 アプリの連絡先テンプレートで変更を行う必要があります。 あるいは、顧客はポータルから直接Eメールを変更することができますが、ログインは変更 できません顧客情報を変更するをご覧下さい

顧客ポータル変更

顧客がポータルアカウントに紐づく連絡先情報、パスワード/セキュリティ、支払情報などを変更したい場合があるかもしれません。 顧客は、ポータルからこれらの変更を行うことができます。 以下の手順は、顧客が連絡先情報を変更する方法です。

顧客情報を変更する

まず、ポータルユーザアカウントにアクセスするために、データベースのログインページにユーザ名とパスワード(ログイン)を入力します。ログインに成功すると、ポータルダッシュボードが表示されます。インストールされたさまざまなOdooアプリケーションのポータルドキュメントが、それぞれの数とともに表示されます。

次に、ポータル画面の右上隅に移動し、詳細 セクションの隣にある 編集 ボタンをクリックします。次に、該当する情報を変更し、確認 をクリックします。

パスワード変更

まず、ポータルユーザアカウントにアクセスするために、データベースのログインページにユーザ名とパスワード(ログイン)を入力します。ログインに成功すると、ポータルダッシュボードが表示されます。

顧客がポータルへのアクセス用パスワードを変更したい場合は、アカウントセキュリティ セクションの下にある セキュリティ設定の編集 リンクをクリックします。次に、現在の パスワード新しいパスワード を入力し、新しいパスワードを再入力して、必要な変更を行います。最後に、パスワードの変更 をクリックして、パスワードの変更を完了します。

注釈

顧客がログインを変更したい場合は、上記のドキュメントに記載されているように、Odooデータベースの連絡先までご連絡ください。 ポータルユーザー名の変更に関する上記のドキュメントを参照して下さい。

注釈

ポータルユーザとOdoo.comユーザのパスワードは、同じEメールアドレスを使用している場合でも、別々に管理されます。

2要素認証を追加する

まず、ポータルユーザアカウントにアクセスするために、データベースのログインページにユーザ名とパスワード(ログイン)を入力します。ログインに成功すると、ポータルダッシュボードが表示されます。

顧客がポータルへのアクセスに2要素認証(2FA)を有効にしたい場合は、アカウントセキュリティ セクションの下にある セキュリティ設定の編集 リンクをクリックします。

2要素認証を有効にする をクリックして、2FA (2要素認証)をオンにします。 パスワード フィールドに現在のポータルパスワードを入力して確認します。 次に、パスワードを確認 をクリックします。次に、2FA アプリ(Google認証、Authyなど)で、QRコード をスキャンするか、認証コード を入力して、2FA を有効化します。

最後に、2要素認証を有効にする をクリックして設定を完了します。

支払情報を変更する

まず、ポータルユーザアカウントにアクセスするために、データベースのログインページにユーザ名とパスワード(ログイン)を入力します。ログインに成功すると、ポータルダッシュボードが表示されます。

顧客が支払オプションを管理したい場合は、右側のメニューにある 支払方法を管理 に進みます。次に、新しい支払情報を追加し、新しいカードを追加 をクリックします。